東北学院中学校・高等学校

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年頭所感-帆足直治校長-

2025年01月06日

再生と進化の年に向かって

 
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中学校・高等学校
校長 帆足直治
 

 

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。昨年は本校に対して、心温まるご支援、ご協力を賜りまして誠にありがとうございました。本年も皆さまのお力添えをいただき、地域に認められる学校へと発展させていく所存でございますので、ご支援とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

 今年の干支の「乙巳」の「乙」は、「困難があっても紆余曲折しながら進む姿や、しなやかに伸びる草木」を表しています。「巳」は蛇のイメージから、脱皮し強く成長する「再生と変化」を意味します。この二つの組み合わせである乙巳には、「努力を重ね、物事を柔軟に発展させていく」といった縁起のよさを表しているといえそうです。

 さて、東北学院が2025年で創立139周年を迎えるなか、本校にとって今年は「新しい学びへの挑戦」とも言える年になります。スクールモットーである「LIFE LIGHT LOVE」 の精神を継承しつつ、新たに「個別最適な学び」を実現すべく、生徒の置かれている状況や特性に合わせ、ICTを効果的に活用することなどにより、自己の可能性を最大限に引き出すことを目指します。

 また、変化が激しく将来の予測が困難な時代においては、知識や技術の習得だけでは十分でなく、与えられた知識を自分なりに深化させ、次の知識につなげていく姿勢と予測、対応が求められていると言えるでしょう。従来の正解主義やPDCAを回すだけでは適応できず、OODA(Observe=観察、Orient=方向付け、Decide=意思決定、Act=行動)への行動転換が求められているのです。

 これこそ本校が学校改革の柱として取り入れてきた「未来学力」であり、私たち東北学院中学校・高等学校では、座学だけでなく、さまざまな学校生活や活動などを通してこの「未来学力」を育み、低学年から「自ら学ぶ姿勢」を身に付けられるよう、教職員一丸となって取り組んでまいります。

 昨年も部活動の活躍が目覚ましく、多くの部が全国大会に出場しております。中学校では、陸上、ソフトテニス、弓道、高等学校では、弓道、陸上、硬式テニス、空手、レスリング、サッカー、将棋、軽音楽、鉄道研究会、特に陸上部個人の全国入賞と高校サッカー部の37年ぶり5回目の全国高校サッカー選手権大会出場は学内外を大いに盛り上げてくれました。

 最後に、共学3年目を迎え、今年3月には初めて女子の卒業生も送り出します。同窓会などでお近くに来た場合は、これまでの男子同様、お声がけいただければ幸いです。皆さまのご健康とご多幸を祈念しますとともに、本年も本校生徒、教職員への温かい励ましを賜りますようお願い申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。