東北学院中学校・高等学校

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仙台・青葉まつり「まつりDE学び座」でプレゼンテーションを行いました

2024年05月31日

 5月18、19の両日に仙台市の中心部で開催された第40回仙台・青葉まつりのイベントの一つとして、仙台の歴史について学ぶ「まつりDE学び座」が18日、せんだいメディアテークに設けられた「まつり交流広場」で行われ、この中で高校3年の山本里桜奈さんと布宮梓さんが仙台城の復元をテーマに、観光資源に着目したプレゼンテーションを行いました。

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 今回の発表は山本さんと布宮さんが佐藤悠先生の指導の下、仙台市や仙台商工会議所などに仙台城の復元に関する企画を提案していたところ、その内容が仙台・青葉まつりの主催者に評価され、イベントの「番外編」として場を提供いただき実現しました。

 「絶対に仙台城を復元する!~統計学を通して見る宮城の観光問題~」と題したプレゼンテーションの中で、山本さんと布宮さんは、仙台城の復元が仙台にどのような役割を果たすのかを説明。布宮さんは、復元には仙台に住む地域住民がより地元を知ることが大切と話し「復元には膨大な費用がかかるため難しい課題ですが、まずは地元の人から『仙台城があるといいよね』という空気づくりをしたいです。そのためには情報発信が大切で、行政や企業のSNSよりも個人やインフルエンサーといった身近な人の発信がより効果的と考えていて、今回の仙台・青葉まつりに私たちが参加したことが、地域住民の人たちにこの活動を少しでも知ってもらい広めてもらう機会となればうれしいです」と自身の思いを伝えました。

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 発表を終えて山本さんは「緊張しましたが、自分たちの考えを伝えることはできました。もともと観光に興味があり歴史の方にはあまり興味がなかったのですが、いろいろ調べていくうちに今回のテーマである仙台城復元と観光に深い関りがあることが分かって興味がわいてきました。私たちは観光資源のために仙台城復元の重要性を発表したのですが、発表後のアンケートでは観光資源を目当てとした復元には賛同できないという声もありました。今回の発表で、仙台城の復元に対してさまざまな意見があることが分かったと同時に、思いをすべて伝えることができなかったのは少し悔しかったです」と振り返り、「今後も後輩たちがこのプロジェクトを引き継いで仙台城の復元に向けた活動を続けてほしいです」と話しました。

 仙台・青葉まつりは2日間で93万人余りが来場する仙台の一大イベントで、この催しのイベントの一つに本校の生徒が参加できたことは非常に光栄なことです。今後もこのプロジェクトを継続してほしいと願います。