高3学年卒業説教を拝聴しました
2020年01月16日
1月14日(火)1校時、本校礼拝堂にて卒業説教が行われました。
説教者 仙台東一番丁教会 牧師 瀬谷寛先生
説教題 「 苦難がある、しかし、勇気を出しなさい 」
聖 書 ヨハネによる福音書16章32~33
「だが、あなたがたが散らされて自分の家に帰ってしまい、わたしをひとりきりにする時が来る。いや、既に来ている。しかし、わたしはひとりではない。父が、共にいてくださるからだ。これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている」
〔説教の要約〕
十字架刑を前にしたキリストが語った言葉であるが、卒業を控えた皆さんにもあてはまる聖書箇所と思う言葉でもある。皆さんは東北学院で毎朝の礼拝、週1回の聖書の授業、キリスト教会の礼拝出席を経験した。結局の所、イエス・キリストとはいかなるお方なのか、それを皆さんは成長段階に応じて聴き続けてきた。ただ、「イエスこそキリストである」と信じたとしても、劇的な大きな変化が訪れるような非現実的なことは起きない。むしろキリストご自身は、必ず訪れる苦難に対して「勇気を出しなさい」と常に語りかけられる。その根本理由は「私が共にいるから」に他ならない。その苦難の時こそ、学院で聞き続けた聖書の言葉に立ち返ってほしいし、また近隣の教会の礼拝に出席する事にも心を砕いてほしい。
〔生徒の感想より〕
私は礼拝や聖書の授業を通して、いつしか聖書の語るメッセージとは何か、そして日常生活との関連について考えている自分に気がついた。今日の卒業説教は、その意味で心に響くものであった。「困難はある、ただ私がそばにいるゆえに勇気を出しなさい」は大いに励ましになる、まさに高校生活の総括の思いが湧き出た。
私は6年間、東北学院で聖書を読み続けてきました。人間、誰にとっても支えられる、励まされる存在は大切と思います。キリストがそうであったように、私自身も隣人に対してそういう存在で有り続けたいと思います。
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