東北学院中学校・高等学校

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第36回海外研修についての報告です

2019年08月29日

 本校の海外研修は夏期休暇中に高校生の希望者を対象として米国東海岸にて16泊18日間の日程で行っています。ペンシルバニア州の教会キャンプ(5泊)、ホームステイ(3泊)、マサチューセッツ州ボストンのサフォーク大学学生寮・ハーバード大学・MIT・での研修(8泊)というバラエティーに富むプログラムとなっています。
 今年度の第36回海外研修は都合によりマサチューセッツ州ボストンのサフォーク大学学生寮・ハーバード大学・MIT・での研修(8泊)のみのプログラムとなり、7月27日(土)~8月5日(月)に行われ、引率教員1名と参加生徒5名は当初の目的を達成し無事帰国いたしました。以下に引率教員からの報告を掲載いたします。
【1日目】
ボストンに到着後、プログラムコーディネーターのポールさんと夕食に出かけ、自己紹介を兼ねての簡単英語スピーチを行いました。ポールさんからは大学での教養の捉え方やこのプログラムでの狙いと目標を教えていただきました。
【2日目】
午前はハーバード大生によるキャンパスツアーへの参加、午後はハーバード大生によるリーダーシップ講義を受講しました。講義の英語は難しいですがこれから慣れていくことを期待します。

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【3日目】
MIT(マサチューセッツ工科大学)で研修を行いました。午前はキャンパスツアーとハック(MIT生が行ういたずら)について話を聞き、午後は山形東高校出身で東京大学卒、MIT大学院を卒業し、現在アメリカで事業を起こしている遠藤礼子(のりこ)さんに現在行っている事業の内容について英語で講義してもらいました。興味深い話で質問もよくしていました。そのあとはMIT博物館に移動し、電気回路づくりのワークショップに参加しました。

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【4日目】
午前はハーバード大学でグローバル化についての授業を受けました。討論と発表を用いた授業で、日本ではあまり慣れない形式ではありましたが英語発表まで行うことができました。午後はJFKミュージアムを訪れ、ボストン出身のアメリカ大統領の生き様や考え方を学びました。
【5日目】
午前はハーバード大学でホームレス問題に関して講義を受けました。日本ではあまり取り上げられることがない問題をあえて考えることで視野を広げるきっかけになったと思われます。午後はボストン美術館で見学を行いました。ボストン美術館は世界でも有数の作品保有数の美術館で、教科書などで目にしたことがある絵画や彫刻が多くあります。絵画を見てそれについて考えるという思考の訓練に役立ちました。
【6日目】
午前はハーバード自然史博物館の見学を行いました。研究用に作られた精巧なガラス製の花が有名な博物館です。昼食はハーバード大生と会話をしながらとりました。学生生活に関して質問も活発にしていました。午後は3人のハーバード大生と交流し、大学生活について語り合いました。その後ボストン公立図書館や新島襄も通っていた教会の見学を行いました。

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【7日目】
本日は終日ボストン自主研修でした。午前はボストンレッドソックスの本拠地、フェンウェイパークを訪れ、バックヤードツアーに参加しました。その後は自由行動でフリーダムトレイル(史跡巡り)などを行いました。夕方にはボストン公立図書館に集合し、明日行うプレゼンテーションの準備を行いました。

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【8日目】
午前はハーバード大学に行って最終プレゼンテーションの準備、また、大学構内で学生に声がけインタビューを行いました。突然声をかけて質問に答えてもらうのは難しいもので、苦戦しました。午後は最終プレゼンテーションを行いました。題材は自由であり、それぞれがアメリカで学んだこと、気づいたことを英語で発表しました。アメリカで様々なことを吸収し、学ぼうとしていた意欲と努力の跡が感じられました。プレゼンテーション後はトリップリーダーから認定証を受け取りました。