東北学院中学校・高等学校

高校サッカー部「日韓交流ユースカップ2012」出場報告2

2012年08月23日

 高校サッカー部は、日本政府が推進するアジア大洋州地域及び北米地域との青少年交流「キズナ強化プロジェクト」の一環として行われた「日韓交流ユースカップ2012」に出場いたしました。

 「日韓交流ユースカップ2012」では、東日本の被災地の高校生と韓国の高校生が合同チームを作り、チーム毎に相手国を相互訪問し、サッカー練習や学校訪問、ホームステイを通じた交流と被災地理解のための活動を行い、その後、参加全6チームが茨城県に集合して、被災地での体験等を含む交流内容のプレゼンテーション・コンテストと合同チーム対抗のサッカー大会に臨み、総合順位を決定しました。

 報告の後篇では、韓国・光州市の錦湖高校が8/3(金)~4(土)に来仙された様子、両校が8/5(日)~9(木) 茨城県つくば市において、被災地プログラム体験、プレゼンテーション・コンテスト、サッカー大会に臨んだ様子についてご報告致します。


8月3日(金)  

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14:00 
韓国光州広域市・錦湖(クムホ)高校、仙台空港着
14:40
津波で被災した仙台空港の特設パネル展見学
15:40
本校訪問(校長先生、副校長先生、事務長と対面)
錦湖高校選手団は、校長先生、行政局長、サッカー部監督、選手17名の計20名
※応接室で記念撮影
16:10
本校サッカー場で本校生徒と再会、合同チームで軽めのトレーニング
19:00
ホテル法華クラブ2F「ピア」にて本校主催の歓迎会実施
来賓の皆さまからご挨拶
本校、仙台市、サッカー部保護者会、サッカー部OB会から記念品の贈呈
選手達は会食や歓談を通して友情、絆を深めることが出来ました
※選手、保護者で記念撮影
20:30
歓迎会終了
    
 
 

8月4日(土)   

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 8:00 
錦湖高校ホテル出発
 8:30
本校生徒と合流
 9:00
被災地でボランティア活動(津波復興センター(宮城野区岡田))の協力で実施
津波復興センター・佐藤さんから説明を受ける
津波で水没した「照徳寺」の境内の除草活動、津波の犠牲者の眠る場所をきれいにし、
安らかにお盆を迎えられるように
日韓で小グループを作りグループごと作業を行う
11:50
昼食(六丁目農園)
14:00
本校+錦湖高校で数名のグループを作り、仙台市内観光、案内
17:30
ユアテックスタジアム前にグループごと集合
18:00
夕食(弁当)
18:30
Jリーグ・ベガルタ仙台-横浜F・マリノス戦、競技役員としてボールボーイ・担架係を務
める
大声援の中、日韓で協力し重責を果たす
現役Jリーガーのプレーを目の当たりにする
21:30
本校着、合宿所に宿泊(本校生徒と共に合同合宿)
  
   

8月5日(日)  

 
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 7:00 
合宿所で朝食
 7:30
本校発、合同チームで茨城県へ(専用車)
12:00
水戸市内レストランで昼食
同じく日韓で交流する他の5グループと対面
14:00
震災で被災した笠間焼窯元を見学(大会本部による被災地プログラム)
14:40
笠間公民館にて、笠間焼窯元・代表の方から震災・復興の講話
(大会本部による被災地プログラム)
参加した日韓の選手からも多数の質問が出て、活発に意見交換がなされた
16:00
茨城県陶芸美術館、笠間工芸の丘を自由見学
17:00
茨城県つくば市へ移動
18:15
ホテル(オークフロンティアつくば)着
18:30
日韓で小グループを作り、グループごと夕食、つくば市散策
ホテルの周辺は飲食施設が豊富である
※オークフロンティアつくば泊
     
       
 

8月6日(月)  

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 7:30 
朝食
 8:30
プレゼンテーション準備
日韓の発表者が、日→韓、韓→日に訳して、交流の感想など原稿を準備する
11:30
昼食(弁当)
13:00
監督会議(つくば国際会議場)
14:00
開会式、プレゼンテーション・コンテスト(つくば国際会議場)
パソコンから映し出される映像を見ながら、交流の様子を選手たちだけで発表(日韓それ
ぞれ2~3名ずつ)
通訳も選手たちが協力し、日→韓、韓→日に訳して発表
※総合成績は、プレゼンテーション40点、サッカー大会60点(計100点満点) で決定
※大会で使用する合同チームのユニフォームを確認
(日本選手が偶数番号、韓国選手が奇数番号を付ける)
18:15
すたみな太郎つくば店で夕食
20:00
ホテル着、各自部屋へ
※オークフロンティアつくば泊
 
 

8月7日(火)   

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 7:00 
朝食
 8:00
セキショウ・チャレンジスタジアム着
 9:00
予選リーグ1試合目
東北学院・錦湖 6-0 千葉明徳A・慶熙
11:40
予選リーグ2試合目
東北学院・錦湖 3-1 千葉明徳B・在鉉
 ※サッカー大会は30分ハーフ、日韓の選手が常にそれぞれ3名以上出場していなければい
けないルール
(日本選手が偶数番号、韓国選手が奇数番号を付け、混成チームで戦う)
13:00
昼食(日本食、韓国食のケータリング)
18:30
日韓で小グループを作り、グループごと夕食、つくば市散策
※オークフロンティアつくば泊
 
 
 

8月8日(水)  


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 7:30 
朝食
10:30
セキショウ・チャレンジスタジアム着
10:45
サッカークリニック参加(大会本部によるプログラム)
11:30
昼食(日本食、韓国食のケータリング)
14:20
決勝戦
東北学院・錦湖 0-1 茨城県立竹園・仁川大建
仁川大建高校は錦湖高校と同じくKリーグのチームとユース契約を結んでいる
上級生を相手に気迫みなぎるゲームを展開したが0-1で惜敗、惜しくも第2位
16:45
本校3名の選手が帰仙(翌日から他の遠征に参加)、錦湖高校の監督・選手に別れの挨拶
17:00
表彰式(オークフロンティアつくば)
総合成績は総合75点で6チーム中第3位
プレゼンテーション25点(4位)、サッカー大会50点(2位)
 ※プレゼンテーションでは、交流プログラムの中身は大変充実していたのですが、ダンス
や歌などを取り入れた他チームに派手さで負けたためか、残念ながら第4位
参加全チームに外務大臣の表彰状が授与される
会食を通して、錦湖高校の選手と最後の交流をはかる
19:00
表彰式終了、各自部屋へ
※オークフロンティアつくば泊
 
 
  

8月9日(木)  


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 7:00 
朝食
 7:50
代表の選手がサインボールを交換、錦湖高校の校長先生、監督、選手と最後の別れ
 8:00
錦湖高校出発、成田空港へ(専用車)
※12:30成田空港発、アシアナ航空OZ101
 8:10
本校出発、仙台へ(専用車)
13:30 
本校、仙台市着、解散
 
 

 韓国の高校のサッカー部はセレクションに合格しなければ入部出来ず、ほとんどの選手がサッカーでの進路実現を考えています。その中でも錦湖高校は全国優勝するほどの強豪校です。今回のサッカー大会は勝負にこだわり、本校の選手の出場機会は少なかったが、日韓におけるサッカーに対する考え方の違いや気迫みなぎるプレーを目の当たりにし、出場機会の少なかった選手も多くのことを学んだのではないでしょうか。また、合同合宿や日韓での様々なグループ活動をはじめとする韓国の高校生との交流という貴重な体験を通して、サッカーに限らず、国際人として将来社会で活躍していく上で有益となる貴重な経験が出来たのではないかと思います。(財)日韓文化交流基金、韓国光州広域市、仙台市、錦湖高校サッカー部、本校サッカー部OB会、本校サッカー部保護者会をはじめ多方面の皆様に多大なるご支援、ご協力を頂き、このような貴重な経験を出来たことに、厚く御礼申し上げます。


>>高校サッカー部「日韓交流ユースカップ2012」出場報告1(前篇)はこちら