2020年10月24日(土)、午前中に奨学会で在校生の保護者へ、午後に記者発表で各メディアへ、本校が、2022年4月から共学化を伴う学校改革を行うことを発表しました。
改革により目指す学校像は「ともに生きる力を育む、未来志向で生徒中心の学校」。「グローバル化の進展により、人種、民族、言語、文化、ジェンダーなど、多様な人々との協働が求められる社会において、高い志と意欲を持ち、膨大な情報から何が重要かを主体的に判断し、自ら問いを立ててその解決を目指し、新たな価値を生み出していく力」を「未来学力」と呼び、「未来学力」を育む学校を目指すとしています。そのためには「多様性」を尊重する姿勢を養い、「主体性」「創造性」を伸長することが重要と考え、共学化も必要と判断しました。
本校は創立135年を誇る男子校でありますが、2022年度入学の中学1年生と高校1年生から女子も受け入れ、3年かけて共学化を完成します。制服は定めず、服装規定は最小限に留めたいと考えています。
2022年4月からの共学化を伴う学校改革について
1. 「未来学力」を育てる学校
狭い意味での学力に、これからさらに重要となる資質・能力を加えた学力を東北学院中学校・高等学校では「未来学力」と呼び、あらゆる教育活動を通じて「未来学力」を育成する学校に進化します。
2. 多様性の尊重
- ①共学化
- 共学化は「多様性尊重の第一歩」と考え、2022年度から中学校1年生、高校1年生に女子を受け入れます。
- ②グローバル教育
-
海外研修、国内英語研修、短期・長期留学制度、留学生の受け入れなど、既存の取組をさらに拡充するほか、海外進学もサポートしていきます。
3. 主体性
- ①授業
- 教師がチームとなって授業を開発し、「教わる授業」から「学ぶ授業」に移行することによって、「主体的・対話的で深い学び」を実現します。
- ②学校行事
- 企画・運営を生徒主体に移行し、中高一貫ならではの先輩から後輩への「見て学ぶ」「見られて成長する」流れを作ります。
- ③制服
- 「自分で考え、判断、行動できる力」を育むため制服は定めず、ジェンダー、異常気象、国際化などにも対応できるようにします。
- ④部活動
- 普段から自分たちで効率の良い活動を考えさせるとともに、生徒による意思決定を尊重する部活動を目指します。
部活動
4. 創造性
- ①3L希望学
-
SDGsを活用した探究学習をさらに進化させ、新たな発想、ものの見方、探究的態度を養います。
本校の教育:グローバル教育 総合学習
- ②PC1人1台環境
- 県内随一の回線速度を誇るWiFi環境とすでに5年の経験を持つ「PCを活用した授業」で創造性を育みます。
PC1人1台環境
- ③コーチング
- 教師がコーチングに徹することで伸び伸びとした生徒を育て、生徒の中にある創造性を引き出します。
5. 進路
2023年4月五橋キャンパスが開校し、ますます充実する東北学院大学(TGU)への確かな道があるほか、著名な国公私立大、数多くの推薦指定校、海外大学への進路を力強くサポートします。
6. 学習環境
- ①中高接続
- 高校入試がなく、中学校で高校の内容まで一部学べることによる、ゆとりある学校生活を提供します。中学校3年生後半の部活動も保障します。
中高大一貫教育
- ②施設設備
- 廊下まで含めた全館冷暖房の校舎のほか県内随一の施設設備を活用して、豊かな学びを提供します。
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