東北学院中学校・高等学校

クリスマス週間がはじまりました。

2008年12月15日

アドベント(待降節)を迎え、礼拝堂にはツリーが、外の鐘楼にも電球が灯りました。それを見ているだけで、クリスマスは楽しい思いにさせられるものです。
ただ、そのクリスマスの「楽しさ」とは何でしょうか。おいしい料理でしようか。
ケーキやプレゼントでしょうか。もし、そうであるならばそれは「自分」の欲求が満たされるだけの「楽しさ」でしょう。
意外に思うかもしれませんが実は、クリスマスはそんなに「楽しい」ものではないということを東北学院では教えます。キリストの誕生は、私たちの誕生パーティーとはまったく質が異なるものであるからです。そして何よりも、「神が人としてお生まれになった」という出来事の最大の目的は「十字架の死」のためと直結しているからです。ゆえにイエス・キリストは、家畜小屋で生まれ、飼い葉桶で寝かされるという信じられない状況でクリスマスが語られるのです。
「クリスマス」の語源は「キリスト礼拝」です。心静かに、私のために神がイエス・キリストを与えてくださったことに感謝したい。また、その感謝する心を整えていく時こそがアドベント(待降節)であるのです。



佐々木哲夫東北学院大学宗教部長による礼拝
佐々木哲夫東北学院大学宗教部長による礼拝

 

礼拝堂鐘楼のイルミネーション
礼拝堂鐘楼のイルミネーション