東北学院中学校・高等学校

中高大一貫教育

学校法人東北学院は、法人内の中学校、高等学校(東北学院高等学校、東北学院榴ケ岡高等学校)、大学における一貫教育について議論するため、平成15年度に「東北学院中高大一貫教育会議」を設置しました。

その後、より密接な関係の構築と円滑な事業実施のために、平成23年度に「中高大一貫教育事業に関する協定」を締結しました。

これは、中高大一貫教育を推進するために、相互に連携・協力して、学生、生徒及び教職員を対象とした事業を実施することを定めたもので、東北学院の建学の精神に基づいた教育理念を礎とし、人格、知力及び学力を備えた魅力あふれる人材を輩出し、社会に貢献することを目的としています。具体的には、以下の事項に掲げる連携事業を行っていきます。

  1. 学生、生徒及び教職員の授業・課外活動等における相互交流・支援
  2. TG推薦入学者等への入学前教育及び入学後の指導・支援
  3. 東北学院高等学校並びに東北学院榴ケ岡高等学校から東北学院大学へ進学する生徒及び入学後の学生の学習状況等の調査
  4. 東北学院大学への進路指導及び進学啓発に関する研究・協議・協力
  5. 一貫教育に関するカリキュラム及び入学前既修得単位認定等に関する研究・協議
  6. その他、中高大一貫教育事業に関して必要な事項

現時点で行われている中高大一貫教育事業についてご紹介します。

1. 推薦入学

(1) 中学から高校への推薦入学

高校への進学を希望する生徒は、一定の基準の成績を修めれば、推薦により進学できます。中学3年の3月に行われる職員会議において判定されます。中学3年の12月に高校へのオリエンテーションを行っています。

(2) 高校から大学への推薦入学

大学への進学を希望する生徒は、一定の基準の成績を修め、推薦入試に合格すれば進学できます。「TG推薦入試」と呼ばれています。年間予定は以下の通りです。

6月
  • 学部・学科オリエンテーション
    土樋キャンパスと多賀城キャンパスにおいて行われます。
12月
  • 入学試験
    入試日には学部ガイダンスも行われます。
1月
  • 合格発表
    大学から各高校に通知されます。
2月
3月
  • 誓約式
    合格者と保護者が土樋キャンパス礼拝堂に集います。
  • 入学準備プログラム
    大学事務職員(教務課・学生課)によるオリエンテーションを行います。
  • 工学部による入学前教育
    AO入試とTG推薦入試により工学部に入学予定の生徒が、大学での勉学の基礎となる数学の授業を現役の工学部学生から受講します。
  • 教養学部による入学前教育
    AO入試とTG推薦入試により情報科学科に入学予定の生徒が、大学での勉学の基礎となる数学の通信添削を現役の工学部学生に行っていただきます。
  • 文学部教員による入学前教育
    英文学科に入学予定の生徒が専門分野に関する講義を受けます。
  • 教養学部教員による入学前教育
    言語文化学科に入学予定の生徒が英語学習に関する講義を受けます。

2. 高校3年文Ⅰ・理Ⅰコースにおける高大接続学校設定科目の開設とTG推薦合格者への大学入学前単位取得保証について

平成27年度高校3年生より、文Ⅰ・理Ⅰコースにおいて、以下のような新たな教育活動を行っています。

(1) 高大接続学校設定科目の開設について

学校設定科目「プレカレッジ情報」(2単位、週2時間)を開設します。

「プレカレッジ情報」では大学教養教育レベルの授業を行います。「プレカレッジ情報」は「プレカレッジ情報A」(週1時間)と「プレカレッジ情報B」(週1時間)から成ります。

「プレカレッジ情報A」では、東北学院大学教養教育科目第1類(TGベーシック)の「知的基礎」に置かれている「情報化社会の基礎」(2単位)の授業内容を学習します。「プレカレッジ情報B」ではコンピュータ実技を学習します。

評価は他教科と同様に行います。「プレカレッジ情報A」と「プレカレッジ情報B」を合わせて100点満点とし5段階評価も行います。卒業判定の基準に含まれます。

高校3年生のうち、特に推薦入試により大学に進学したいと考える生徒が多いコースにおいて、大学教養教育レベルの授業を先行的に受講させるとともに、大学での学びに必要なスタディスキルを教授する科目を学校設定科目として開設し、大学への接続教育支援を行うことを目的としています。

(2) TG推薦合格者への大学入学前単位取得保証について

TG推薦合格者が、大学入学前に、東北学院大学教養教育科目のうちの2科目の授業内容の理解度を判定する試験を受験し合格することによって、その科目の大学入学後の単位取得が保証されます。

TG推薦合格者は、例年2月中旬に行われる誓約式の午後に、大学の教養教育科目第1類(TGベーシック)の「人間的基礎」に置かれている「聖書を学ぶ」(2単位)と「知的基礎」に置かれている「情報化社会の基礎」(2単位)の授業内容の理解度を判定する「チェックテスト」を受験します。

「聖書を学ぶ」の「チェックテスト」の試験範囲は、高校1年から3年までに本校で履修した「聖書」の授業内容となっています。「情報化社会の基礎」の「チェックテスト」の試験範囲は、上記「1. 高大接続学校設定科目の開設について」でご説明した「プレカレッジ情報A」の授業内容となっています。「聖書を学ぶ」も「情報化社会の基礎」も大学の教養教育科目ですが、授業内容は本校ですでに学習しているものです。

「チェックテスト」は60点以上を合格とし、合格した科目については、大学入学後、チェックテスト合格者のための特別クラス(以下「発展クラス」という)に履修登録をしてもらいます。発展クラスでは、他の一般クラスよりも発展的な内容を履修します。発展クラス履修者には、科目履修の合格最低点である60点が自動的に与えられ、残りの40点分は発展クラスでの履修状況により評価がなされます。

「チェックテスト」の合格者が一般クラスに履修登録することは、原則として認められませんが、特段の事情がある場合は、大学の判断で認めることもあります。

「チェックテスト」の不合格者は、発展クラスへの履修登録はできず、一般クラスへの履修登録をすることになります。

この措置は東北学院大学、東北学院高等学校、東北学院榴ケ岡高等学校が共同で実施します。TG推薦で大学に進学する生徒については、大学内外の諸分野でリーダーとして活躍することが求められており、併設高校において、大学レベルの科目を履修させ、大学入学前に適正に評価し、大学入学後には併設高校以外の高校から進学した学生よりも進んだ教育を受けさせることにより、大学でのリーダーに相応しい人材を養成することを狙いとしています。

3. その他の事業

その他の主な事業についてご紹介します。

(1) 中学全学年「英語ティーチングアシスタント」

中学各学年の希望者による英語の定期試験対策学習会に東北学院大学生をティーチングアシスタントとしてお迎えします。

(2) 中学全学年「英語」出張講義

教科「英語」の時間に大学教員による出張講義が行われます。

(3) 中学3年「TG学問ガイダンス」

希望するキャンパスに出向き、講話を聞き、施設を見学します。

(4) 高校1年「情報」出張講義

高校1年各クラスにおいて、教科「情報」の時間に大学教員による出張講義が行われます。

(5) 高校2・3年「工学部サテライト実験教室」

理工系の大学に進学を志す生徒を対象とします。電子計測の視点からいくつかのテーマを選び、これらを体系的に習得させることを狙いとし、月1回放課後に実験及び講義を行います。

実績 平成27年度 テーマ「情報通信と周辺技術を学ぶ」

(6) 公開東北学院クリスマス聖歌隊への参加

12月に行われる公開東北学院クリスマスの聖歌隊に音楽部の生徒・顧問が参加します。