グローバル教育

持続可能な開発のための教育 (Education for Sustainable Development:ESD)

本校ではグローバル教育の一環として、「持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development:ESD)」に取り組んでいます。「今、世界には環境、貧困、人権、平和、開発といった様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。つまり、ESDは持続可能な社会づくりの担い手を育む教育です。」(日本ユネスコ国内委員会HPより)

具体的には以下のような取り組みを行っています。

【1】総合的な学習の時間

(1)「3L希望学」(中学校・高校各週1時間)

平成29年度中学校・高校入学生より、以下のような内容で実施しています。

中学校 1年 2年 3年
テーマ 「共に生きる」 「働くことについて考える」 「異文化から学ぶ」
目標
  • 学校周辺の環境保全活動を通して、自然環境に対する理解を深める。
  • 岩手研修とその事前・事後学習を通して、自分たちの住む東北では自然環境がどのように守られてきているのかについて考える。
  • 国内・外の様々な職業事情について学び、今日の社会が抱える様々な問題を理解する。
  • 職場体験を通して、社会の一員としての自覚を高め、働くことの意義を学ぶ。
  • シンガポール研修に向けた事前・事後学習に取り組むことで尊重する態度を養う。
  • 各自の関心に応じてテーマを設定し、研究を進め、発表する。
内容
  • 環境学習
  • 地域理解学習
  • 職業学習
  • 職場体験
  • 異文化理解学習
  • 卒業研究
高等学校 1年 2年 3年
テーマ 「社会理解」 「社会研究」 「自己実現」
目標
  • 格差や貧困など、世界的な問題に目を向け、国際社会について理解を深める。
  • 外部講師の講話などを通して、職業や進学先について学び、目標に向かって自己の能力を伸長させる。
  • 過去の戦争体験について学び、現代に生きる自分たちが平和の実現のためにできることを考える。
  • 自分の適性・専門性を社会の中で活かす道を考え、どのような世界を築いてゆくかに思いを馳せる。
  • それぞれの興味・関心に応じた自己表現の手段を研究し、希望進路の実現に向け継続的・協働的に努力する。
  • 将来のビジョンを実現するために必要な能力・人間性を種々の活動を通して養い、学内外に向けて表現する。
内容
  • 国際理解学習
  • 職業研究
  • 平和学習
  • 進路研究
  • 進路研究
  • 課題研究

(2)「国際教養」(中学校週1時間)

① 英会話
日本人教師と外国語指導助手(ALT)とのティームティーチングで行っています。教科書+アルファの力をつけることを目標としています。
② 国際協力講座
中学1年生はアフリカ地域、2年生は中南米地域、3年生は東南アジア地域をテーマとする年間各3回の講話学習を実施しています。独立行政法人国際協力機構(JICA)東北支部様より、青年海外協力隊員として活躍された方を講師として派遣していただいています。

【2】課外英会話

昼休みと放課後に、20分間個人またはグループで外国語指導助手(ALT)から英会話のレッスンを受けることができます。事前予約制ですが、月曜日の放課後は誰でも気軽に参加できます。

【3】海外研修

実施から33年目にあたる平成28年度の第33回から全面的にリニューアルされました。研修地は同じアメリカ合衆国ですが、西海岸(オレゴン州)から東海岸に変わりました。コンセプトは「グローバルな貢献を目指して」です。以下のような2つの宿泊形態で、3つの目的をもって、4つの都市を訪問します。合計18日間の研修です。参加対象は参加時に中学3年生以上の希望者。費用は、20名参加の場合で約60万円です。(個人的な準備にかかる費用は除く)

2つの宿泊形態で 3つの目的をもって 4つの都市を訪問し、研修を行います
ホームステイ
アメリカ人家庭の一員として生活し、文化の違いについて学び、自らのアイデンティティを確立する
東北学院の建学の精神を再確認する 「校祖ゆかりの地」ペンシルバニア州ランカスター
校祖ホーイ先生とシュネーダー先生の母校フランクリン&マーシャル大学とランカスター神学校を訪問し、貴重な資料に触れながら、校祖がいかに日本の教育界に貢献したかを再確認する。
グローバルな課題の解決について考える 「世界経済の中心地」ニューヨーク
国連本部、自由の女神像、グラウンド・ゼロ(世界貿易センター跡地)などを訪問し、グローバルな課題(環境問題や格差問題など)について考え、解決の糸口を探る。
「国際政治の中心地」ワシントンD.C.
ホワイトハウス、国会議事堂、リンカーン記念堂などを訪問し、国際政治への関心を深める。
サフォーク(Suffolk)大学学生寮滞在
多国籍の環境に適応する能力を身につける
グローバルに貢献するために必要な資質・能力を身につける 「世界の学問の中心地」ボストン
ハーバード大学学生のサポートを受け、グローバルに貢献するために必要な語学力、リーダーシップを身につける。
ハーバード大学とMIT(マサチューセッツ工科大学)の最先端研究に触れ、学生と交流し、進路選択の参考とする。
最先端企業を訪問し、社会人と交流し、進路選択の参考とする。

【4】外国人留学生等の受け入れ

外国人留学生等との交流により、生徒は世界をより身近に感じ、関心を向けるようになっていきますので、本校では外国人留学生等を積極的に受け入れるよう努めています。

平成27年度より、6月と7月の2回、米国のアジア学教員研修所(The National Consortium for Teaching about Asia(NCTA))が主催する研修旅行により来日された先生方が、本校で授業や施設を見学し、生徒と交流されています。

数日から9ヶ月間程度本校に留学する生徒を受け入れるために、ホストファミリー登録制度を創設しました。ホストファミリーを引き受けて下さるご家庭には、留学生斡旋団体より月あたり1~2万円と本校から月あたり1万円の謝礼が支払われます。ホストファミリー未経験の方々も是非ご協力をお願いいたします。

【5】海外留学制度

高校生が10ヶ月程度の留学をしようとする場合は、通常次のような手順で進めます。中学生の留学も高校生に準じます。詳細は本校留学担当者にお問い合わせ下さい。

  1. 留学する1年以上前に、本校留学担当者に相談し、留学斡旋団体に連絡を取り、選考試験を受験する。
    本校は特定の団体とは提携しておりませんが、ご紹介はいたします。
  2. 次の2種類のうちのどちらかを選んでもらいます。①翌年度に同じ学年に戻る場合、②翌年度に上の学年に進級する場合。
    ①では、留学期間の学納金の支払いは不要です。②では、留学先の学校から成績証明書を発行してもらい、履修内容が本校での履修と同等と認められた場合最高36単位が与えられ、進級となります。留学期間の学納金の支払いは必要です。

【6】国際交流だより「Bridges」

国際交流委員会では、生徒全員に国際交流に関する情報を提供しています。不定期の発行です。