東北学院中学校・高等学校

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高3学年卒業説教を拝聴しました

2015年01月13日

1月10日(土)2校時礼拝堂において、高等学校3学年全員を対象として「卒業説教」を実施しました。「卒業説教」は高校3年生が卒業を迎えるにあたり、聖書科の学びのまとめとして毎年行っているものです。今年度は説教者として宮城学院中学校・高等学校宗教主事・酒井薫先生をお迎えしました。酒井師は、旧約聖書コヘレトの言葉1章1~7節から「目指す道を求めて」と題して下記のように語られました。説教終了後、生徒は教室に戻り、感想文を提出しました。高校3年生の前途に祝福があるよう祈りましょう。

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<説教要旨>

富も地位も名誉も手に入れた、コヘレトは言う、「すべては空しい」。3000年前の人たちも「生きる」ということについて真剣に考え続けていた。しかしやがて「死」を迎える私たちの生は、究極的には空しいのだろう。だからこそ「生きる」質が問われるのだ。皆さんには、まだまだ「生きる」時間がある。その時間をどのように過ごすかによって、その質はいか様にも変化するし、変化できるのである。何のために生きるのか、自分には何ができるのか、卒業にあたって目先のことのみならず、自分にのみ神から与えられている使命を探求しつつ、歩んでいただきたい。

<生徒の感想より>
 私たちは日々を何となく生き、時間が流れていく。何のために、誰のために生きているのか。自分自身に問うて生きぬくべきと思う。私はこれから受験を控えているので、ただ何となく受験をするのではなく、何のために大学へ行き、大学へ行ったら何をするかを深く考えたいと思った。
 これまで過ごしてきた時間への後悔はせずに、これから目標を見つけ達成できるよう、もがきながらも一生懸命に生きたいと思った。学院で学んだ3L精神を土台に、自分のことだけを考えるのではなく隣人を愛しながら、自分のおかれた環境を大切にして生きて勇ましく生き続けたい。