東北学院中学校・高等学校

高校3年総合学習「環境問題講演会」を開催しました

2014年11月05日

10月28日(火)7校時、高校3年の総合的な学習の時間として、「環境問題講演会」を開催しました。

本校では、一昨年度から、持続可能な社会の開発の担い手を育成したいという立場(ESD:Education for Sustainable Development、持続可能な開発のための教育)から、高等学校の総合的な学習の時間として、国際協力講演会と環境問題講演会を開催し、いかにいのちをつないでいくかについて学習しております。

今回の「環境問題講演会」では、東北学院大学教養学部の金菱清先生から「ダーウィンの悪夢から考えた私達の日常」という題でご講演をいただきました。

かつてアフリカのビクトリア湖は約400種類の固有種が生息していましたが、乱獲により漁獲量が激減したため、窮余の策としてナイルパーチという外来魚が放流されました。その結果湖がすっかり変貌すると共に、その魚の加工で得た収入の多寡により貧富の差が生じ、また、環境汚染により人体に被害を受ける人も出ているとのことでした。経済のグローバリゼーションが進む中でこのような問題は簡単に解決することが出来ないが、遠いアフリカで起きていることと日本での生活が結びついていると知ることがまず大切だと講演は結ばれました。

※高校1・2年生の「環境問題講演会」は後日行います。

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