高3学年卒業説教を実施しました
2014年01月14日
1月10日(金)2校時礼拝堂において、高等学校3学年全員を対象として「卒業説教」を実施しました。「卒業説教」は高校3年生が卒業を迎えるにあたり、聖書科の学びのまとめとして毎年行っているものです。今年度は説教者として前聖光学院高等学校校長・本校非常勤講師の多田裕志牧師をお迎えしました。多田師は、コリントの信徒への手紙二4:7から「宝と土の器」と題して下記のように語られました。説教終了後、生徒は教室に戻り、感想文を提出しました。高校3年生の前途に祝福があるよう祈りましょう。
<説教要旨>
人は年を重ねるごとに、若い時に学んだことを忘れる。残るものは、俗的に言えば、人間関係と良い思い出くらいである。そこで問われるのが自分にとって何が大切なものであるか、つまり何が「宝」として残るかということである。
聖書は、その「宝」こそ神から出るという永遠の次元を語っているのである。東北学院でそれを学んだ皆さんは、卒業にあたりそのことを見直すと共に、生涯に向けての大切な「宝」を追い求めていただきたいと願う。
<感想文より>
卒業後は、礼拝や聖書の授業との関わりがなくなってしまうが、振り返ると人生の倫理観や様々な価値観を学んだ有意義で貴重な時間であった。特に印象に残っているのが「隣人愛」の教えである。卒業後も「隣人愛」という「宝」を抱きつつ社会に貢献できる人間として、さらなる「宝」を追い求めて生き続けたいと思う。